抜けた乳歯の謎★
投稿日:2017年8月29日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは 押上の歯医者さん なかや歯科クリニックのまつもとです。
先日、友人に
「抜けた乳歯は、よく見る歯の形と違って、根っこのところがギザギザしているのは何故?」
と、質問されました!
たしかに不思議ですよね。
乳歯は、あとから萌えてくる永久歯に押されると、
その刺激で根の先から吸収されて短くなっていきます。
これを『歯根吸収』といいます。
根の大部分が吸収されると、歯を支える根っこがないので
ぐらぐらして、抜けるのです。
なので、抜けた乳歯がギザギザしているのは、「根っこが体内に吸収されたから」です。
『歯根吸収』されないこともあり、
その場合、永久歯が好ましくない方向に萌えないように、麻酔をして抜歯します。
歯根吸収されなかった乳歯には、根っこがありますよ(´ω`*)
そして、乳歯が吸収されてなくなる時、
永久歯はどうして吸収されずに残っているのか?
この答えは「永久歯は、乳歯よりもかたいから」です。
しかし、かたい永久歯でも、強い力が加わると、
歯根吸収を起こすことがあるそうです。
人体って、不思議ですね。
まつもと
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