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食育のおはなし②

投稿日:2017年3月17日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。押上の歯医者 なかや歯科クリニックのおおきたです。

 

前回、胎児期の食育についてお話ししました。
今回は食育のお話し、第2弾。
乳幼児期、特に離乳食が始まる前の食育についてお話しします。

 

生まれたての赤ちゃんのお食事は、もちろん母乳・ミルクです。

今回は母乳を基準に話を進めていきます。

母乳は赤ちゃんにとって様々なメリットをもたらします。
まず、沢山の免疫や抗体が含まれています。
特に初乳には大量に免疫抗体(グロブリンA)が含まれています。
グロブリンAは菌やウイルスの吸収を妨げるという役割があります。
また、母乳に含まれるミネラル成分は赤ちゃんにより吸収されやすい形になっていますし、消化しやすいのも特徴です。
さらに、母乳ではめったにアレルギー反応を起こしません。

 

母親教室等で聞いたこともあるかもしれませんが、
母乳を与えているお母さんの体内には幸せホルモンと呼ばれるエンドルフィンというホルモンが生産されます。
これはお母さんに幸福をもたらすだけでなく
より母子の絆を深めると言われています。

また、オキシトシンというホルモンは
子宮収縮とともに母乳を出すことに関係しているホルモンで、
赤ちゃんがおっぱいを飲むことでオキシトシンが分泌されお母さんの子宮の回復にも役立っているわけです。

 

そして、味覚と母乳はとても密接な関係をしています。

母乳の成分は主に炭水化物、タンパク質、ミネラルで形成されています。
そして味には甘味、旨味、塩味、酸味、苦みの5つがあり、赤ちゃんはそのうちの甘味、旨味、塩見の3つを胎児の頃から理解しています。
ですので、母乳の炭水化物の甘味とタンパク質の旨味、ミネラルの塩味は赤ちゃんが大好きな味なのです。

さらに、母乳はお母さんの血液で作られるので、
お母さんが飲んだり食べたりしたものや健康状態によって
母乳の風味が変わることがあると言われています。

ですので、お母さんの体調管理や食生活は赤ちゃんの健康と味覚の形成にも重要な関わりをしているのですね。

 

かといっても、美味しい母乳の為に頑張りすぎるのも注意しましょうね。

気楽にお母さんが美味しいと感じるものを色々たべて、幸せをいっぱい感じましょう。

 

おおきた

 

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