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歯の型取りについて

投稿日:2016年12月9日

カテゴリ:スタッフブログ

 

こんにちは。押上の歯医者 なかや歯科クリニックのおおきたです。

 

前回、歯を削る時に出るキーンという音の正体についてお話ししました。
今回はお口の型取りについてご説明します。

歯科ではお口の型取りを頻繁に行います。
主に、お口の状態を知るための模型作りのため、被せ物や入れ歯を作るために型を取ります。

歯科では型を取ることを『印象』と言い、印象するための材料を『印象材』と言います。 

皆さんも経験ありませんか?ピンク色の軟らかい粘土のようなもので型を取ったことは。

この印象材はアルジネートと言います。
アルジネートの主な原材料は海藻です。
ですので、間違って少し食べてしまっても問題ありません。

そのほかに、寒天を使って型取りをする時があります。

被せ物を作るために細かい溝や隙間まで印象したいので、
寒天が原材料の印象材を隙間に流し込んでからアルジネート印象材で型取りをします。
そうすることでアルジネートだけで印象した時よりも精密な印象が出来るのです。

また、自費で被せ物を作る際には、より高度な精密さが要求されますので、シリコンを使った印象を行うこともあります。

 

この型取り、苦手な患者さんも多いと思います。

口いっぱいに印象材を詰め込まれるのですから苦しくて苦手だというのももっともです。

実際に型取りする時の対処法がいくつかあります。

まず、なるべくリラックスしてください。(難しいとは思いますが・・・)
型取り中は鼻でゆっくり呼吸をしてください。
のどの奥の方に印象材が流れ込んで息が出来ないような気になるかもしれませんが、そのようなことはないので安心してください。

それでも「うぇっ」と嘔吐反射を起こしやすい方は診療台の背もたれを起こして座位にすると楽になるはずです。
そして、何よりも型取りが苦手だとアピールをお願いします。

以上のような対策を事前にすることが出来ますし、
また風邪などで鼻の調子が悪い時は場合によっては型取りを延期することもできます。

 

苦手意識から精神的に動揺するとなおさら辛く感じることがありますので、
歯科クリニックにスタッフと世間話をしに来ている感覚で来院していただけたら嬉しいです。

 

おおきた

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