舌苔(ぜったい)について
投稿日:2016年11月16日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは
押上の歯医者 なかや歯科クリニックのよこやまです
暦の上、11月7日は立冬でしたね。
より一段と寒さが増してきたと思います。
体調を崩さないように温かい服装にして、うがいと手洗いを心がけましょう!
さて今回は舌苔(ぜったい)についてのお話です。
健康な状態の舌は薄いピンク色をしていますが
表面の隙間に細菌や汚れが溜まり白っぽくなってしまうことがあります。
これが舌苔で、舌の上のカビのようなものです。
舌苔は硫化水素を産生し硫黄ガスのような悪臭を放つので
口臭の原因となっていることが多いとされています。
舌苔の原因は歯みがきが不十分でお口の中に細菌が多く残っている状態や
口呼吸または薬の副作用による唾液の減少が挙げられます。
唾液が減少すると自浄作用や殺菌作用といった
唾液の働きが鈍くなってしまいますので
結果、細菌が増殖し舌の上にも汚れが溜まってしまうのです。
お口の中の悪いバイ菌が全身に悪影響を及ぼすことが報告されています。
虫歯や歯周病および口臭、全身疾患の予防の為には
歯と舌をキレイな状態に保つことが大切なってきます。
そこで舌の磨き方について説明します。
舌苔は起床時に最も溜まっているとされていますので
朝起きましたら、軟らかい歯ブラシや舌専用のブラシを使って
舌の奥から手前へ、中心から外側へ向かって優しく磨いて下さい。
ここで気をつけるべきポイントは舌を傷つけないことです。
舌表面は繊細な場所ですから、汚れを取ろうとゴシゴシ磨かないように
注意してくださいね。
朝は歯と舌を磨いて気持ちよく一日をスタートさせましょう!
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