セラミックについて
なかや歯科クリニックの仲屋です。
天候が激しく変化しますね。
雨に打たれて風邪などひかぬよう気をつけて下さい。
さて、被せ物などに使われるセラミックについてです。
近年ではメタルフリーという言葉をよく目にするようになりましたが
被せ物が必要な患者さんから金属との比較をよく質問されますので
少し触れてみたいと思います。
私はそもそも大学を卒業してから大学付属病院の補綴科という被せ物や
入れ歯・咬み合わせを専門とする教室で勉強していたこともあり
セラミックの治療にはとても興味があり、また情熱を傾けてまいりました。
そんな中で多くのセラミック治療の結果を追っていますと
やはり金属に比べ綺麗で健康的な経過をたどっていることが
多いように思われます。
またそれは周囲の組織にも同じことが言え、全体的に見ると
予防的な材質なんだなという印象を持っています。
白く爽やかな見た目はもちろんですが
金属の溶出による歯肉のメタルタトゥー(歯肉の黒い着色)もありませんし
プラーク(歯垢)の付着も少ないようです。
また、2次カリエス(被せ物と歯との間に隙間が出来て虫歯になってしまう)も
金属に比べて少ないですし
アレルギーの心配も極めて少ないと言えるでしょう。
何より患者さん自身の満足度が高いように思われます。
もし環境が許すのであれば選んで損はないのではないでしょうか。
素材そのものも、どんどん進化しているセラミック。
我々も材料の特性を最大限引き出すための研鑽を積まなければなりません。
セラミック治療を検討されている、もしくはどうしたらよいかわからない等で
お悩みの方はお気軽にご相談ください。
きっと良いお手伝いが出来るかと思います。
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