前歯をきれいにしたいという主訴で来院された患者さまです。時間はかかりましたが、前歯6本をセラミックのかぶせ物で治療しました。形や色味を患者さまと相談しながら決定していきましたので、お口の中に入れたときにはとても満足されていました。

診査・診断をし、根の中のお掃除（根管治療）の後、土台（グラスファイバーコア）を入れています。最終的な前歯の形をシュミレーションするために、それ用の仮歯を作ります。歯の形は患者さまと相談しながら決めていきます。

形が決まり、機能面の安定（噛めることや、発音です）が確認できましたら、仮歯を参考にしながら最終的なかぶせ物を制作していきます。写真は初診時のものと、セラミックをお口の中に入れた時から１年と少し経ったメンテナンス時のものです。きれいに統一感を持ったかぶせ物が目につきます。それも嬉しいことなのですが、最も喜ぶべきはかぶせた物が周囲の組織と調和し、歯茎や周囲の組織の健康を保ち、それが長期に渡って維持されることです。