食育のお話⑤
投稿日:2017年6月16日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。押上の歯医者 なかや歯科クリニックのおおきたです。
食育の話第5弾 学童期の食育です。
一般的に学童期とは6歳から12歳までの年齢を指します。全身の成長とともに、お口の中も乳歯から永久歯へと生え換わる時期でもあります。
この時期は、小学校に入学し、ご家庭によっては、塾や習い事をいくつか通っていたり、学校後に学童に行くなど、各家庭のライフスタイルによっては食事の時間帯やリズム・食事の内容が乱れがちになることがあります。
食事を摂らなかったり、ファーストフードやスナック菓子などの間食・偏食なども起こりやすくなります。
また思春期にさしかかると体型を気にしての痩せすぎや、逆に運動不足による肥満傾向などにより、栄養のバランスも乱れることがあります。
その結果、生え換わりの時期で生えたての歯は非常に弱いこともあわさって、虫歯のリスクが上がってしまうことが考えられます。
6歳頃から乳歯と永久歯の交換が始まりますが、12歳から14歳頃には全ての永久歯が生えそろいます。特に6歳臼歯と呼ばれる第一大臼歯は磨きにくい為、虫歯のリスクが高く要注意です。
間食の際に甘い物や歯にくっつきやすい物を時間を決めずにだらだらと食べる、また、部活等でスポーツをする機会が増えることで砂糖を大量に含むスポーツ飲料等を頻繁に飲むことも影響して、お口の中が常に酸性に傾くことになり虫歯菌が活動しやすい環境になってしまいます。
ほおづえや片方ばかりで噛む食べ方や軟らかいものばかりを好むことで咀嚼回数が減ってしまうこと、口呼吸、唇をかむ癖等は顔の成長への影響や歯並びにも影響をあたえます。
このようにライフスタイルの変化によってお口の中に与える影響は大きいものです。ですので1日3食の規則正しい食事の繰り返しで生活リズムをととのえたり、栄養の偏りや癖にも気を配ることで丈夫な体作りとともに歯の成長にも良い影響を与えることができるのです。
おおきた
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