タバコについて

こんにちわ、押上の歯医者　なかや歯科クリニックのおおきたです。

急に寒くなって、秋らしい季節になりましたね。

先日、近所の幼稚園では運動会が開催されていました。

私が子供の頃の運動会は、大人はお酒を飲んで煙草を吸ってと

お祭り騒ぎだった記憶がありますが、最近はお酒も煙草も禁止だそうです。

子供の学校で開かれるイベントなので当然なのですが・・・。

皆さんは煙草を吸いますか？

年々、値上がりをしているそうですね。

また近年の健康ブーム・禁煙ブームで喫煙できる場所も少なくなっており

アイコスという新型の煙草も登場したと聞きました。

昔からの愛煙家の方々にとっては肩身の狭い世の中になりましたよね。

「煙草は体に良くない」っというのはよく聞く話だと思います。

煙草には何千もの化学物質が含まれており何百という有害物質もあります。

歯科でも煙草を吸っているかいないかは大変重要な事柄です。

タールが歯に付着すると歯垢がつきやすく歯石ができやすくなります。

唾液の分泌が減少し歯の再石灰化が行われにくくなります。

ニコチンが血管を収縮させ酸素や必要な栄養補給を減少させてしまいます。

免疫機能も低下し病原菌に対する抵抗力が落ちてきます。

以上の理由により煙草を吸っている方は虫歯や歯周病にかかりやすく

治療しても改善しにくいと言われています。

また歯についたヤニによる着色や歯茎の変色は見た目もそこなう上に

口臭の原因にもなります。

そして、虫歯の発見も遅らせることになります。

さらに、煙草は口腔癌の原因の１つでもあります。

日本歯科衛生士会によると喫煙者の口腔癌発生率は非喫煙者の7倍で

死亡率は4倍も高いと発表されています。

では、喫煙者の方はどうすればいいのでしょう？

歯科従事者の本音を言えば、煙草は卒業してほしいのですが

愛煙家の方には辛いことですよね。

ですので、少なくとも定期的な歯の検診とクリーニングをお願いします。

治療が必要な歯の早期発見・早期治療につとめましょう。

そして、ヤニを落とし病原菌を減らして口腔内環境を改善していきましょう。

おおきた